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キホン
2017.09.20

ガラスのプロに聞いてみた!フィルムとガラスどう違うの?【前編】

ECサイトやお店の店頭には、保護フィルムは多種多様で山の様にメーカーと種類があり、どれを選んだら良いのか?迷いますよね。 最近はガラスの商品も見かけますが、一般的なフィルム” ガラスフィルム” ってどう違うのか、何を選んだら良いのか分からないですよね。

そこで今日は、HOYAで技術開発を行っているガラスのプロに、この” 2種類の特徴・おすすめ ”を聞いてみました。

■それぞれの素材の特長は?

「一般的なフィルム」
樹脂製で、主にPET※1材が使われています。PETとは、ポリエチレンテレフタレートと言う樹脂で、ペットボトルの材料として広く使われています。薄くしても強く、加工もしやすく安価な事から各種カードに使われたり、工業製品等に幅広く使われたりする材料です。
※1:一部製品にTPU(熱可塑性ポリウレタン)材を使用する物もあります。

「ガラスフィルム」
ガラス製は、一般のガラスの強度を更に高めた強化ガラスが使われており、透過率が高くなっています。
強化ガラスは、「ソーダライムガラス」と「アルミノシリケートガラス」の2つがあります。
「ソーダライムガラス」は、自動車の窓ガラス等に使用されています。ガラスを横から見ると青色に見える特性があります。
「アルミノシリケートガラス」は、化学強化する事を前提に作られたガラスで、ソーダライムガラスよりもしなやかで強度があり、スマートフォンの液晶ガラスなどに使われています。

■キズが付きづらいのはどっち?

ガラスフィルムのパッケージを見ると、「表面硬度9H」等の表示を見かけますよね。ただし、「9H」と言われても一般の人はピンと来ないと思います。これは、JIS(日本工業標準調査会)規格で定められた、耐キズ評価方法の一つです。

評価には鉛筆を使いJIS規格で定められた荷重をかけて試料をひっかきます。その時、どの鉛筆品種(濃さ)でキズが付いたかで硬度を評価します。
鉛筆種は柔らかい順に、6B 5B 4B 3B 2B B HB F H 2H 3H 4H 5H 6H 7H 8H 9Hと全17種類を用い試験を行います。小学生の時に使っていた鉛筆の濃さを思い出しますね。
pencil_640133
同じ評価方法で測ると、「一般的なフィルム」は3H前後です。
9Hと3Hの違いがあるので、キズへの強さの違いは一目瞭然ですね。
因みに、自動車の塗装にこの試験を適用すると、国産の一般車が2H~3H前後、国産の高級車や高級外車で4H前後です。
従って、「一般的なフィルム」は、鍵やコイン等と擦れたり、ぶつかったりするとキズが付く事がありますが、「ガラスフィルム」はこれらによってキズが付く事がほとんど無いのです。

※JIS規格が出来た後に10Hの鉛筆が登場し、この10Hの試験を実施し、「硬度10H」と明記しているメーカーも一部に見受けられますが、9Hとほぼ同等と考えて良いでしょう。

では実際にどれくらいキズに強いのか、スチールウールで擦る試験を行ったところ下記にようになりました。

【実証1:スチールウールでコスってみる】

左が一般的なフィルムで右がガラスフィルムのHOYAのZ’us-G

実験1_1

↑コスる始める前は、両方ともキズもなく透明

実験1_2

↑2分程度コスると左の一般的なフィルムはキズが付き白っぽくなっています。

一方、ガラスフィルムは、透明のままでキズ一つないのが分かります。

 

■スマートフォンへの衝撃から液晶を守るのは?

フィルムは樹脂製なので、外から加わる強い衝撃に対して自らが変形し衝撃緩和能力があります。しかし「一般的なフィルム」は、厚さが0.1~0.15mmと薄い為、衝撃緩和能力が高いとは言えないでしょう。

一方、ガラスフィルムは、厚さが0.2mm~0.3mmとなっており、外からの衝撃をガラスフィルムが受けてくれます。その為、スマートフォンを落下させた時にガラスフィルムは割れたけど、液晶は割れなかったという事が多いと思います。

中編に続く

 
教えて!キズとか衝撃より触った感じの違いが知りたいの!
お願い、まだ買わないでそのフィルム!
ガラスはまだ残ってる。ザラザラな感触かもしれないんだから!

次回 「ガラスはツルツル滑るような感触」 ゼウスジースタンバイ!

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